ふと立ち止まる道の上で、時間の流れは不可抗力だと思われる時があります。いつか、自然と感じられた幸せほど、その笑顔もにおいも声さえも、悲しいほど色あせていく。どんなに憎み合おうと、何かに引き裂かれようと、別れの訳なんて、ほんとちっぽけな事や、ほんとちっぽけなシチュエイション、だったのだと感じさせられます。そして、どれほど充実した日々を送り、時間や人生を掌握したと錯覚するほど成長したとしても、それぞれの白い夏は二度とは超えられるはずのない美しすぎる感覚だと思います。戻りたいとか帰りたい、後悔、願い、祈り、などの表面上の感情を超え、この『白い夏』は正体不明の感覚をつれてきます。訳も分からず狂おしくなります。そして生きてて良かったなぁって素直に思えます。考える事なく、空間や音、言葉、感情を感じられる、すばらしい楽曲だと僕は思います。11836
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あの夏(白い夏)のにおいがとてつもなく感じたくなる一時(ひととき)。
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TOMOMI
218.110.228.2
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2007-04-18
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